52歳の今、家を買うことを本気で考え始めた。
昨日は土地を見に行ってきた。モデルハウスも見学してきた。
でも、素敵なモデルハウスを見て「こんな家に住みたい!」と思ったことが、家探しのきっかけではない。
きっかけは、意外にもお金の計算だった。
65歳には仕事を引退したい。
老後資金も貯めたい。
NISAの積立も続けたい。
そんな私が、今から数千万円の住宅ローンを組むなんて、無謀なんじゃないか。
ずっとそう思っていた。
ところが、実際に資金計画を立ててみると、思っていたのとは少し違う結果が出てきた。
「買えるわけがない」が、「買ってもいいかもしれない」に変わったのだ。
52歳から住宅ローンを組むということ
今、検討している物件は3,000万円台。
決して小さな買い物ではない。
仮に25年の住宅ローンを組んだとしたら、完済するのは77歳。
77歳って……。
住宅ローンが終わる頃には、もう立派なおばあちゃんだ(笑)。
しかも、私は65歳で仕事を引退したいと思っている。
今は管理職として働いているけれど、この働き方をずっと続けたいわけではない。
60歳を過ぎたら仕事を少し減らして、自分の時間を増やしたい。
ゴルフもしたいし、旅行にも行きたい。
好きなものを食べて、猫とゆっくり過ごす時間も大切にしたい。
そう考えると、今から住宅ローンを抱えることには、やっぱり不安があった。
家を買ったせいで、老後の生活が苦しくなるのは嫌だ。
だから、住宅購入は自分には難しい選択だと思っていた。
家を買うか、老後資金を貯めるか
ここ数年、私が意識しているのは老後のお金だ。
NISAで積立投資を続けながら、60歳、65歳になったときに、どれくらい資産を持っていられるのか。
仕事を減らしても、今の生活をある程度維持できるのか。
そんなことを考えている。
老後資金は、できるだけ減らしたくない。
でも、だからといって、今の生活を全部我慢したいわけでもない。
将来の安心は欲しい。
だけど、その安心のために、今の人生を楽しめなくなるのは違うと思う。
そんな私にとって、住宅購入は老後資金を大きく圧迫するものに見えていた。
家を買うなら、NISAの積立を減らさなければならない。
あるいは、老後の生活費を切り詰めなければならない。
勝手にそう思い込んでいた。
でも、あるとき、ふと思った。
本当に、家を買ったら資産形成はできなくなるんだろうか。
住宅ローンとNISAを一緒に計算してみた
そこで、いつも相談しているチャッピー(ChatGPT)に、住宅購入後の資金計画を計算してもらった。
物件価格は3,000万円台。
住宅ローンの返済期間は25年。
現在の収入だけではなく、60歳以降に収入が減ることも想定した。
65歳からの年金も考慮する。
そして、現在のNISAとiDeCoの残高、これからの積立額も計算に入れた。
60歳のとき。
65歳のとき。
住宅ローンを完済する77歳のとき。
さらに、80歳、90歳になったとき。
それぞれの年齢で、住宅ローンがいくら残っていて、金融資産がどれくらいあるのか。
何度も条件を変えて計算してみた。
すると、意外なことが分かった。
住宅ローンを返済しながらNISAを続けても、老後に金融資産を残せる可能性がある。
もちろん、これは一定の条件を置いたシミュレーションだ。
NISAの運用が想定どおりにいく保証はない。
住宅ローンの金利が上がるかもしれないし、家を買えば固定資産税や修繕費もかかる。
病気や介護など、予定外の支出だってあるだろう。
だから、計算結果だけで「絶対に大丈夫」とは思っていない。
それでも、私にとっては大きな発見だった。
今まで漠然と「無理だろう」と思っていたことが、条件次第では実現できるかもしれない。
そう考えられるようになったのだ。
モデルハウスより、資金計画に心が動いた
昨日、土地を見て、モデルハウスも見学してきた。
新しい家を見るのは楽しい。
間取りを見たり、キッチンを見たり、実際の暮らしを想像したり。
でも、今回、一番心が動いたのはそこではなかった。
家を買っても、老後の資産形成を諦めなくていいかもしれない。
その可能性が見えたことだった。
もし、資金計画を立てていなかったら、昨日もモデルハウスを見て「素敵だな」で終わっていたと思う。
自分には無理だと、最初から選択肢に入れていなかったかもしれない。
でも、数字を見たことで、家探しが急に現実的になった。
土地の価格も、建物の価格も、住宅ローンの返済額も。
今までとは違う目で見るようになった。
夢を見ているというより、これからの暮らしを具体的に考えている感覚に近い。
52歳になって、こんな気持ちになるとは思わなかった。
数字にすると、不安の正体が見えてくる
老後のお金のことを考えると、何となく不安になる。
いくら貯めれば安心なのか。
何歳まで働けばいいのか。
いつまで元気でいられるのか。
考え始めると、きりがない。
でも、今回、住宅購入をきっかけに資金計画を立ててみて思った。
不安なことほど、一度数字にしてみた方がいい。
もちろん、数字にしたからといって、将来が保証されるわけではない。
でも、何が問題なのか、どこまでなら無理がないのか、何を諦めずに済むのか。
少しずつ見えてくる。
漠然とした不安のままでは、何も決められない。
でも、数字があれば、少なくとも自分で判断するための材料になる。
資金計画は、お金を管理するためだけのものではなく、これからの人生の選択肢を増やすためのものなのかもしれない。
今回、そんなことを感じた。
52歳、これからの暮らしを考える
家を買うかどうか、まだ決めていない。
賃貸のまま暮らす方が、身軽でいいのかもしれない。
住宅ローンを抱えずに、その分を資産形成に回すという考え方もある。
どちらが正解なのかは、まだ分からない。
ただ、今の私は、家を買うことを以前よりずっと現実的に考えている。
60歳になったとき。
65歳で仕事を引退するとき。
そして、70代、80代になったとき。
どんな場所で、どんな暮らしをしていたいのか。
そのために、今のお金をどう使って、どう残していくのか。
52歳の今だからこそ、真剣に考えてみたい。
若い頃だったら、もっと勢いで決められたかもしれない。
でも、今は勢いだけで数千万円の買い物をする勇気はない。
さすがに、そこまで大胆にはなれない(笑)。
だからこそ、数字と向き合って、自分が納得できる選択をしたい。
老後の安心も欲しい。
でも、これからの暮らしも楽しみたい。
どちらか一つを選ばなければならないと思っていたけれど、もしかしたら両方を目指せるのかもしれない。
「買えるわけがない」と思っていた家が、「買ってもいいかもしれない」に変わった。
今のところ、それだけでも私にとっては大きな一歩だ。
さて、52歳の家探し。
これからどうなることやら(笑)。
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