第18回|「あと8年」と思うと、仕事の見え方が変わってきた。

52歳。

60歳まで、あと8年。

8年というと長いような気もする。

でも、これまでの仕事人生を振り返ると、

「あと8年しかないんだ」

とも思う。

若い頃は、仕事に終わりがあるなんて考えたこともなかった。

来年も働く。その次の年も働く。それが当たり前だった。

でも50代になって、60歳という数字が現実的に見えてきた。

もちろん、60歳になったら完全に仕事を辞めると決めているわけではない。

働き方を変えて、少しは仕事を続けるかもしれない。

それでも、今みたいに仕事を中心にして、責任を背負って働くのは、あと8年くらいなのかな、と思う。

昔は「もっと上」を見ていた

若い頃は、もっと仕事ができるようになりたい。評価されたい。収入を上げたい。任される仕事を増やしたい。そんな気持ちがあった。

気づけば管理職になって、人のこと、数字のこと、現場のこと。自分の仕事だけを考えていればいい立場ではなくなった。

大変なことも多いけれど、ここまでやってきたことには、それなりに満足している。

だから最近、

「この先、もっと上に行きたい?」

と自分に聞いてみることがある。

……。

正直、以前ほど強くは思わない。

「何を残すか」を考えるようになった

今は、自分が何を達成するかより、

自分がいなくなったあとに、何を残せるか

を考えることが増えた。

自分でやった方が早い仕事は、まだたくさんある。

問題が起きれば、私が動いた方が早い。判断するのも、指示するのも早い。

でも、それをずっと続けていたら、私がいなくなったときに困る。

だから最近は、「私がやる」より、

「誰かができるようにする」

ことの方が大事なのかもしれないと思う。

これが管理職として最後にやる仕事なのかな。

……なんて言うと、もうすぐ引退するみたいだけど(笑)。

まだ8年ある。

8年「も」あるのか、8年「しか」ないのか

8年あれば、いろんなことができる。

新しいことを始めることもできる。今までの仕事を整理することもできる。人を育てることもできる。そして、自分の次の人生を準備することもできる。

そう考えると、60歳は「仕事が終わる日」ではなく、

今の働き方から卒業する目安

くらいに考えてもいいのかもしれない。

最近は、仕事で嫌なことがあったときも、「これを一生やるわけじゃない」と思うことがある。

あと8年。

そう思うと、不思議と少しだけ気持ちが軽くなる。

仕事だけで8年を使いたくない

ただ、一つだけ決めたいことがある。

残りの8年を、仕事だけに使いたくない。

これまでは、仕事が落ち着いたら旅行しよう。仕事が落ち着いたら身体を整えよう。時間ができたら自分のことを考えよう。そう思ってきた。

でもたぶん、

仕事が完全に落ち着く日なんて来ない(笑)。

だったら、仕事をしながら旅行に行けばいい。ゴルフもすればいい。ミケとの時間も大事にすればいい。健康のために身体を動かせばいい。こうして文章を書く時間も作ればいい。

60歳になってから人生を楽しむのではなく、

60歳までの8年間も、ちゃんと私の人生。

最近は、そう思う。

その後、私はもう少しはっきり「仕事そのものを辞めたいわけではない」と思うようになった。変えたいのは、仕事との距離なのかもしれない。

52歳。まだ8年ある。

「あと8年しかない」と思う日もある。

「まだ8年もある」と思う日もある。

どちらも本当なんだと思う。

ただ、何となく仕事をしていたら、8年なんてきっとあっという間。

だったら、仕事で何を残したいのか。これから何をやめるのか。そして、自分のために何を始めるのか。少しずつ考えていきたい。

60歳になったとき、

「さて、次は何をしよう」

と思える自分でいたい。

そのための8年にしたいと思っている。



この話に近い記事

MICHIRU+
50代から、人生をもっと満たしていく。


Discover more from MICHIRU+

Subscribe to get the latest posts sent to your email.

Responses

  1. […] 60歳までの8年間も、ちゃんと私の人生 […]

    Like

  2. […] 60歳まであと8年。これから仕事で何を残す? […]

    Like

  3. […] 60歳まであと8年。その8年をどう使うかについては、以前にも考えたことがある。 […]

    Like

  4. […] 60歳まであと8年。仕事との付き合い方を考えた […]

    Like