第15回|52歳。これからの人生に「持っていかないもの」を決めてみた。

52歳になって、手放したものがある。

物ではない。

人間関係だった。

これを書くか、少し迷った。

でも「これからの人生」を考えるようになった私にとって、避けて通れないことでもある。

一緒にいることも、当たり前じゃない

セカンドライフを一緒に過ごすことが、どうしてもイメージできなかったパートナーとの関係。

誰かが悪かった、という話ではない。

ただ、

「今まで一緒にいたから、これからも一緒にいる」

それだけで、この先の人生を決めていいのかなと思った。

人間関係を手放すのは、家事をやめるようにはいかない。

迷う。

傷つくこともある。

相手を傷つけることもある。

だから簡単に「やめてよかった」とも言えない。

それでも、

自分のこれからの人生を考えて選ぶことも、自分を大切にすることなのかもしれない。

今はそう思っている。

パートナーだけじゃない。

そう考え始めると、私の周りには、「今までそうしてきたから」という理由だけで続けているものが意外と多かった。

気乗りしない友達関係

昔は楽しかった。

でも今は、会う約束をすると少し気が重い。

そんな関係もある。

相手が悪いわけじゃない。

私が悪いわけでもない。

ただ、お互い変わっただけなのかもしれない。

長く付き合っているから。

昔からの友達だから。

それだけで無理に関係を続けなくてもいいのかもしれない。

縁を切る必要はない。

ただ、少し距離を置く。

それくらいでいい。

行きたくない飲み会も、もういいかな

昔は誘われたら、とりあえず参加していた。

仕事の付き合いもある。

断ったら悪いかな。

顔を出しておいた方がいいかな。

そんなことを考えて参加する。

もちろん、楽しい飲み会もある。

会いたい人と飲む時間は好き。

でも、

「今日、行きたくないな」

と思いながら参加する飲み会もあった。

数時間使って、家に帰ったら疲れている。

翌朝も少ししんどい。

52歳。

行きたい飲み会だけ行っても、もういいんじゃない?

最近はそう思う。

人間関係は整理できても、買い物は……

人間関係は少し整理できるようになったのに、

買い物は、なかなか整理できない(笑)。

前回も書いたけれど、

時間がある。

ふらっと買い物に行く。

そして、別に必要じゃなかったものを買って帰ってくる。

その瞬間は楽しい。

でも家に帰って、

「これ、本当に必要だった?」

となる。

物を減らしたいと言いながら、増やしている。

これは本当にやめたい。

……たぶん(笑)。

家事は、もう機械に任せる

これはかなり成功している。

洗濯物を干すこと。

床を掃除すること。

以前は当たり前に自分でやっていた。

今は乾燥機付き洗濯機とロボット掃除機。

機械がやってくれる。

最初は、

「それくらい自分でやればいい」

と思っていた。

でも今は、

やらなくていいことを、わざわざ自分でやる必要もない。

と思う。

その分、時間ができた。

そして、その時間でお風呂にゆっくり入ったり、ミケと遊んだり、こうして文章を書いたりしている。

これからの人生に、何を持っていかない?

人間関係も、飲み会も、買い物も、家事も。

全然違う話に見える。

でも共通していた。

「今までそうしてきたから」を、これからも続ける必要はない。

52歳。

これから何を始めるかも大事。

でも、これから何をやめるか。

誰と過ごすか。

何に時間を使わないか。

それを決めることも、同じくらい大事なのかもしれない。

何かを手放したら、そこには少し余白ができる。

その余白に、

旅行を入れてもいい。

ゴルフを入れてもいい。

ミケとの時間でもいい。

何もしなくてもいい。

これからの人生に何を足すかを考える前に、まず少し軽くなってみる。

そんな50代も、悪くない気がしている。

まだ衝動買いは、完全には手放せてないけど(笑)。


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