第5回|採用する側の私が、52歳になって気づいたこと。

最近、仕事で採用に携わりながら、ふと思うことがある。

私は今、52歳。

もし今、私の履歴書が自分のところに送られてきたら、私はどう見るんだろう。

少なくとも、私が採用に関わる中では、60歳の人を採用することは正直ほとんどない。

50歳を過ぎた人でも、履歴書を見た段階で少し躊躇することがある。

年齢だけで判断するなんて、このご時世、そんな偏見はいけないのかもしれない。

経験だってある。若い人にはない強みだってある。

頭では分かっている。

でも、採用する側にいる私自身が、実際には年齢を気にしている。

それが現実なんだと思う。

そして、あるとき気づいた。

これ、私自身のことでもあるんだ。

「薬剤師なら仕事には困らない」と思っていた

私は薬剤師だ。

昔はよく、「薬剤師なら仕事には困らないよね」と言われた。

私自身も、どこかでそう思っていた。

資格がある。手に職がある。だから、いざとなれば何とかなる。

若い頃は、それを疑ったこともなかった気がする。

でも、今はそんなに単純じゃない。

薬剤師だからといって、年齢に関係なく希望する条件で働けるわけじゃない。

薬局を取り巻く環境も変わっているし、会社が求める人材も変わっている。そして何より、自分自身も歳を重ねていく。

もし60歳になった私が、「今と同じくらいの収入で働きたい」「今までの経験を評価してほしい」と思って転職活動をしたら、どうなんだろう。

採用する側の自分を知っているからこそ、「資格があるから大丈夫」とは、もう思えなくなった。

60歳になってから仕事を探せばいい?

前回、老後のお金を実際に計算してみた。

60歳以降も少し働く。月10万円くらい収入があれば、老後のお金の減り方はかなり変わる。

70歳を過ぎても月5万円くらい稼げたら、それだけでもずいぶん違う。

計算したときは、「だったら少し働けばいいんだ」と思った。

でも、そのあとで思った。

その仕事、誰がくれるんだろう。

60歳になったときに、「じゃあ、月10万円くらい働ける仕事を探そう」と思えば、本当に見つかるのかな。

70歳になって、「月5万円くらいなら働きたい」と思ったとき、都合よく仕事があるんだろうか。

採用する側にいる私は、その答えがそんなに簡単じゃないことも知っている。

そこでまた、不安になった。

誰かに雇ってもらうことだけに頼っていていいのかな

今の私は会社員だ。

毎月決まった日に給料が入る。それは当たり前のようで、ものすごくありがたいことなんだと思う。

でも、その収入がなくなったとき、私はどうやってお金を稼ぐんだろう。

薬剤師として働く。パートで働く。今の会社で勤務を続ける。もちろん、それも選択肢。

でも最近は、もうひとつ選択肢を持っておきたいと思うようになった。

会社以外で、少しでも自分で稼げる仕事を作ってみたい。

別に月100万円稼ぎたいわけじゃない(笑)。

会社を今すぐ辞めたいわけでもない。

まずは月1万円でもいい。それが3万円になって、いつか5万円になったら。

会社からもらう給料とは別に、「これは自分で作った仕事から入ってきたお金」と言えるものがあったら。

金額以上に、大きな安心になる気がする。

実は、MICHIRU+もそのひとつ

このブログを始めたのも、そんな気持ちがどこかにある。

もちろん、ブログを書いたからといって、すぐにお金になるとは思っていない。そもそも、これが仕事になるのかも分からない。

でも、何もしなければ何も変わらない。

文章を書いてみる。発信してみる。AIも使ってみる。

今まで仕事で経験してきたこと。管理職として悩んできたこと。薬剤師として身につけてきたこと。52年間生きてきて経験したこと。

今までなら、「こんなもの、誰の役に立つんだろう」と思っていたことも、見方を変えれば何かになるかもしれない。

だったら、やってみよう。

52歳から始めて、本当に会社以外の収入を作れるのか。

自分で試してみようと思う。

60歳まで、あと8年

20代や30代の頃なら、「合わなかったら転職すればいい」くらいに考えていたかもしれない。

でも52歳の今は、そう簡単には思えない。

私は採用する側にいるから、その現実も知っている。

だからこそ、60歳になってから慌てたくない。

今の会社を辞めるための準備じゃない。今の仕事が嫌だからでもない。

会社だけに頼らなくてもいい自分を作る準備。

これからの8年で、それを少しずつやってみたい。

うまくいくかは分からない。たぶん、失敗もする。「これは全然ダメだった」ということもあると思う。

でも、それもここに書いていけばいい。

もし初めて1,000円稼げたら、それも書こう。1万円になったら、きっとかなりうれしい(笑)。

そして、いつか月5万円になったら。

60歳の私にとって、それは単なる5万円以上の価値がある気がする。

52歳。

今から始めて、どこまでできるんだろう。

会社以外で月5万円。

まずは、そこを目標にしてみようかな。


MICHIRU+
50代から、人生をもっと満たしていく。